ハムスターのお世話ってどんなことすればいいの?けっこう大変?
基本的なお世話は5つだけ!毎日20〜30分あれば大丈夫だよ
それくらいの時間なら確保できるけど、ハムスター初心者でもできるかな?
初心者さんでも大丈夫!私が実際に行っている朝と夜のルーティーンも紹介するから、ハムスターとの生活がどんな感じなのかをイメージしてみてね
もちろんハムちゃんの種類、個性や健康状態などによってやることややり方が変わってくることもあります。あくまで一個人の実践している方法として、ご参考になることがあったらうれしいです(^ω^)
【基本】ハムスターのお世話方法
ハムスターの普段のお世話として基本的なことは以下の5つ。
- 飲み水の交換
- ご飯をあげる
- ちょこっとお掃除
- 健康チェック
- 部屋んぽ(お部屋でお散歩)
これらは1日1回でもOKです。
ハムスターが活発に動き始める夕方~夜にお世話の時間を確保します。飼っているのが1匹であれば、最低でも30分くらいで終わります。
①飲み水の交換
給水器には常に新しいキレイなお水を入れておきます。
1日1回は交換しましょう。お水を入れ替える前にボトル内を振り洗いすると清潔を保ちやすいです。
②ご飯をあげる
ハムスターは夜行性なので、行動が活発になる少し前の夕方~夜にご飯をあげます。年齢や健康状態によっては朝にもご飯をあげることがありますが、そこは状況を見て判断します。
ご飯はスケールを使用して適量をしっかり守りましょう。体重の10%を目安にしてください。体重40gのジャンガリアンだとすれば4gとなります。与えすぎは肥満の原因になりますのでご注意を!
ご飯は総合栄養食のペレットをあげていれば基本的には大丈夫です。食事は人間同様、健康に長生きするにはとても重要ですので、なるべく質のいいものをあげてください。
食事法やおすすめのペレットなどは別の記事で詳しくご紹介しています。
③ちょこっとお掃除
ケージの中に置いているトイレとお風呂の砂は、汚れた部分だけを取り除いて新しい砂を追加します。
特にトイレは汚れたまま放置してしまうと様々な病気にかかりやすくなります。清潔に保つために、1日1回はお掃除しましょう。時間も数分で終わります。
ついでに出血がないか(砂が赤くないか)、下痢をしていないかも確認しておきましょう。
トイレとお風呂の砂のオススメなどはこちらでご紹介しています。
④健康チェック
ハムスターは体が小さいので、病気にかかってしまうと進行も早いです。また体調が悪いのを隠そうとする動物ですので、人間が毎日様子を見て異変に早く気づいてあげることが何よりも重要です。
1日1回でいいので、体のチェックをしてあげて下さい。
ハムスターをケージから出して、抱っこして体を確認します。詳しいチェック方法はこちらを参考にしてください。
健康状態を毎日メモしておくと変化に気づきやすいです。
⑤部屋んぽ
「部屋んぽ」とは、「部屋でのお散歩」、つまりハムスターをケージから出してお部屋の中で走り回って運動してもらうことです。
部屋んぽと言っても、私はサークルを用意してその中だけで走り回らせています。広い部屋にハムスターを放ってしまうと、隅っこに隠れて出てこなくなってしまったり、床に落ちているものを食べてしまったり、電源コードをかじってしまったり、ドアに挟まってしまうなど、危険がたくさんありますので。
運動は絶対ではありませんが、運動不足の解消やストレス発散にも効果的ですので、できれば毎日やってほしいです。短時間で構いません。15~30分くらいあれば十分かなと思います。
歩き方や走り方など、ケージの中だと分からなかった異変に気づくこともできます。私は夕方、ご飯をあげる前に部屋んぽさせています。
さて、基本が分かったところで私の日々のお世話ルーティーンをご紹介します!上記の5つに加えて、プラスアルファで行っていることについてもお話しします。
モーニングルーティーン【5〜10分】
水を取り替える
⑴給水器を水(または食器用洗剤)で洗浄する
水洗いだけでも十分だと思いますが、どうしてもぬめってくるので定期的に洗剤を使用して洗います。
私が使っているのは「キュキュット クリア泡スプレー(無香料)」です。スプレータイプなので給水器の中も簡単に洗えます!スプレーして1分置いて、洗い流します。
※よく振り洗いして、きれいに洗剤を洗い流してくださいね
⑵新しい水を入れる
カルキが少し気になるので朝だけは浄水器のお水をあげていますが、水道水でOKです。むしろ水道水の方が品質の保持ができますので、次の日までお水を替えられないなら水道水を入れてくださいね。
ハムスターの水を飲む量は少ないのですが、ボトルいっぱいに水を入れましょう。ボトルの水が少ないと、うまく出てこなくなることがあるそうです。(ルーミィのケージに付いていた説明書にそう記載されていました。)
⑶給水器についた水滴をきれいに拭き取ってからケージにセットする
お水を入れたらティッシュなどでボトルの外側についた水滴を拭き取り、ちゃんと水が出るか確認してからケージに戻します。
トイレとお風呂の砂を交換する
砂の交換は夜だけでもOKですが、私は心配性なので朝も綺麗にします。時間がなければ夜だけにしています。
⑴汚れている部分のみスコップで取り除き、新しい砂を追加する。
排便などで汚れた部分を付属のスコップで取り除いて、新しい砂を適量追加します。
容器の中に床材が入り込んでいることも多いので、取り除いておきましょう。
⑵排泄物チェック
この時に下痢や出血などしていないかを確認します。同時に、便の色や形もチェックしています。
給水器の下にある床材を取り替える
給水器からはどうしても水が垂れてきます。その下にある床材が濡れてしまうことで湿度が上がってしまい、体調不良になることもあります。
そのため給水器の下にあたりの床材を少し取り出して捨て、新しい床材を追加します。紙製の床材であれば水気を吸い取ってくれてしばらくしたら乾くので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。ですが梅雨の時期や雨の日には必ず交換するようにしています。
前は珪藻土タイルなどを置いていたのですが、おしっこしてしまったりかじってしまったりしたので撤去しました。
軽く健康チェックする
朝お水を替えたりしていると、ハムスターがこちらに気づいて顔を出したりしてくるので、軽い健康チェックをします。
ケージの中で動き回るハムスターを観察するだけでもOKです。
⑴怪我していないか
夜中走り回っているので、その間に怪我したり体調を崩したりしていないか確認します。よろよろ歩いていないか、出血していないか、などを見ます。
床材がキッチンペーパーなど白いものなら出血していないかどうかも分かりやすいです。
⑵ご飯は食べているか
お皿にご飯が残っていないかを確認します。
これで朝のルーティーンは終わりです!このチェックをしないとなんだか1日落ち着かないのです。異変があればその日に病院に連れて行けますしね!
ナイトルーティーン【20〜30分】
日によって時間がずれることがありますが、ハムスターが起きてきたタイミングでケージの外に出します。だいたい17~18時ころになるとケージをペロペロ、カジカジして「出して出してアピール」を始めます。笑
体重測定
ケージからハムスターを出して体重測定
まずキッチンスケールに器をのせてから表示を0にし、そこにハムスターを乗せて体重測定します。正確な重さがわかるように、ご飯をあげる前に測ります。
測り終えたら体重をメモしておきます。体重は健康管理のために重要な情報ですので、後から見返すことができようにしておきます。
↑最近新調したキッチンスケールは0.01g単位で測れます。似たようなスケールはネットに多く販売されていますので見てみてください。
部屋んぽ
⑴15分〜30分ほどサークル内でお散歩させる
サークルに回し車や隠れ家、おもちゃなどを置いて、少し運動させます。サークル内では好きに歩かせていますが、常に目を離さず、脱走したり怪我したりしないか注意して観察します。
⑵歩き方がおかしくないかチェック
ケージ内だと床材があってモコモコしており、ちゃんと歩けているかが分かりにくいので、フローリングでの部屋んぽ中に歩き方や足取りが悪くないかどうか確認します。
⑶詳しい健康チェックも素早くチェック
手に乗せてなでなでしつつ、お腹や毛艶、手足、目、耳、肛門周り、匂いなど異常がないか確認します。
⑷健康管理シートを記入する
チェックが終わったらハムスターをサークルに戻し、その日の健康状態を健康管理シートに書き込んでいきます。
記録しているのは以下の項目です↓
自作した表を印刷して書き込んでいます。アプリでもいいとは思うのですが、何かあった時に獣医さんに見せられるので便利ですよ。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。私が使っている健康チェックシートも無料でダウンロードできます。印刷して書き込むだけなのでぜひ活用してください!
巣箱周りにキッチンペーパーを追加しておく
私は「ルーミィ」というケージを使用しているのですが、ルーミィの形状って側面が少し膨らんでるんですよね。どうしてもケージと巣箱の間に隙間ができてしまうので、落っこちても大丈夫なようにキッチンペーパーを詰めてます。
あと小夏はここにあるキッチンペーパーがなぜかお気に入りで、いつもたくさん咥えて巣箱に持ち帰るので毎日追加してます。「ここにあるのは新しくて綺麗なキッチンペーパーだ」とわかっているのかもしれません。
ご飯をあげる
部屋んぽが終わったら、ペレットや野菜などのご飯をあげます。
基本的にはハムスターをケージに戻してからご飯をあげますが、生野菜はその場で食べ切ってもらったほうが腐敗しなくて衛生的で安心なので、部屋んぽ中にあげることが多いです。
水を取り替える
寝る前に給水器の水を取り替えます。
やり方は朝と同じです。夜中や朝方によく水を飲んでいるので、なるべく新鮮なお水に変えておきたいのです。
砂が汚れていたら交換する
トイレとお風呂の砂は汚れている部分だけ綺麗にします。
朝も掃除していればお風呂はそんなに汚れないのですが、トイレにはおしっこしているので取り除いています。
空調をチェックして部屋をなるべく暗くする
エアコンは24時間稼働させていますが、寝る前にケージ内の温湿度計を確認して、部屋の温度と湿度を調節します。
⑴除湿機・加湿機・ヒーターなどを適切に使う
だいたい温度22℃~23℃、湿度40~50%くらいで安定させるようにしておけば大丈夫です。
除湿機を使っている場合は、水が溜まっていたら捨てます。
加湿機を使っている場合は、水を補充しておきます。
私は寒冷地に住んでいるので、冬は朝方にかけてグッと冷え込むことが多く、寝る前は特に寒さ対策を万全にしています。
⑵部屋を暗くしておく
人間が遅くまで起きているとハムスターが起きてこなくなって運動不足になってしまうので、21時頃には部屋をなるべく暗くします。
カーテンがあれば閉めて、ケージにもブランケットなどをかけて部屋の明かりもなるべくシャットアウトします。(ケージの空気穴は確保してくださいね)
まとめ
ハムスターのお世話の基本は5つ!
- 飲み水の交換
- ご飯をあげる
- ちょこっとお掃除
- 健康チェック
- 部屋んぽ(お部屋でお散歩)
夕方~夜に1回、これらのことをするだけですので、そんなに難しくありません。時間も30分くらいあれば大丈夫です。逆に触りすぎはハムスターのストレスになってしまいますので、健康チェックなどは素早く行えるようにしたいですね。
毎日のお世話はこんな感じですが、ハムスターが体調不良の時やシニア期に入ってくるとご飯のあげ方が変わったり、お薬をあげたりと、やることが少し増えます。そのあたりはまた別の記事で書くつもりです。
ちなみに大掃除は週に一度行っています。詳しくはこちらを参考にしてください。
ご飯とお水をあげて、健康チェックして、掃除して、運動させればいいんだね
そう!お世話の負担はそんなにないから初心者さんでもすぐに慣れるよ
ただ、部屋んぽや健康チェックをスムーズに行うためにはハムスターを人間に慣れさせる必要がありますので、飼い始めがとても重要になります。
手乗りや抱っこができるくらいに慣れてもらう方法はこちらで解説しています。
参考になったら嬉しいです。お読みいただきありがとうございました!
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