こんにちは! ユナです。
うちのハムスター、小夏は太りすぎてしまったのでダイエットを経験しました。その結果、68gから42gまで減量!ダイエットに成功しました。
私のハムスターも最近太ってきてしまって…何が良くなかったんだろう?どうやってダイエットさせたらいいのかな?
ダイエット成功の秘訣はズバリ「食事と運動」だよ!肥満になり得る原因と、私が実践して結果が出た方法を教えるから、どれか一つでも実践してみてね。
ハムスターの肥満は病気のもとになる!
ハムスターの適正体重はジャンガリアンで40g前後。
うちの小夏はお迎えしたときすでに39gでしたが、それからどんどんまるーくなっていき、飼い始めて3〜4ヶ月で68gまで成長してしまいました!!
最初に使っていた陶器製の巣箱がだんだん窮屈そうになってきて危機感を覚え、動物病院で健康チェックを兼ねて診てもらったところ「これは明らかに肥満ですね〜」と言われてしまいました。
肥満は人間と同じくさまざまな病気を引き起こす可能性があり、そのまま放置するのは危険です。
幸い小夏は病気などなく元気だったので、ダイエットに集中して取り組むことにしましたが、病気などがある場合はまずは獣医さんの指示に従うようにしてくださいね。
肥満になる原因の一つはおやつの与え方
私の場合、太らせてしまった大きな原因として思い当たる要因は《おやつ》です。
個人的に「ダメだったなあ」と反省したおやつの与え方はこちらの3つ。
NGなおやつの与え方❶おやつの種類に気を遣わない
当時私があげていた太りやすいおやつはこちらです。(獣医さんから聞いたものも含めています)
お迎えした頃は「成長期だから!」と上記のおやつをほぼ毎日あげていました。チーズはもちもんハムスター専用のものでしたが、やはりカロリーは高いですね。
カナリーシードは「穀物ミックス」に含まれていました。ヒエ、アワ、キビは低カロリーで栄養豊富なのでいいのですが、カナリーシードはひまわりの種などと同様に、カロリーが高いそう。「シード(種)」ですもんね。盲点でした。(ひまわりの種はカロリーが高いと知っていたので最初からほとんどあげていませんでしたが)
また「野菜は体にいい!」「バランスよくいろんな野菜を!」と思い込んでかぼちゃと人参もあげていましたが「根菜類は太りやすいよ」と獣医さんに言われました。
野菜全般がNGということではなくて、キャベツ、小松菜、サラダ菜など「葉物系」は大丈夫だそうですよ。あげてはいけない野菜もあるので調べてから与えるようにしてくださいね。(食事について気になる方はこちらをチェックしてください↓)
NGなおやつの与え方❷おやつの量を計量しない
飼い始めた当時からキッチンスケール(はかり)は使っていて、ペレットと野菜は重さを測ってから与えていました。
でもチーズと煮干しは「1こずつ」と決めていただけでちゃんと重さを計っていませんでした。そして穀物ミックスはハムスターが食べたいだけ(私の気がすむまで?)与えていました。
ハムスターは貯蔵する習慣があるので与えれば与えるだけ持っていきます。キリがありませんね。食べている姿、頬袋に詰め込む姿がそれはそれはもう可愛くって…ついつい。反省です。長生きしてもらうことが何より大事ですもんね!
NGなおやつの与え方❸朝におやつをあげる
もう一つ、これは獣医さんに言われてハッとしたこと。『朝におやつをあげる』こと!
私はメインのご飯(ペレットと野菜)は夕方〜夜にあげているのですが、朝は体調などの様子を確認しつつトイレ掃除したり水を替えたりしていて、その際におやつをあげていました。
でもこれが良くなかったみたい。ハムスターは夜行性です。夜はたくさん走り回るけど、日中は基本寝ている。ということは…
朝おやつを食べる → すぐ寝る
と言うことになるので、消費されない!言われてみれば確かに、人間でも食べて寝てたら太りますよね。
夜行性のハムスターであれば、夜に食べてもその後運動するので、ごはんをあげるのは動き始める少し前の「夕方~夜」が良いそうです。
実践した4つのダイエット方法
獣医さんからのアドバイスと「少しでも長生きしてほしい」という思いを胸に、病院から帰ったその日からダイエットを開始!!
やることは人間とほとんど変わりません。大事なのは【食事】と【運動】です。私が取り組んだことをみなさんにシェアしたいと思います。
ダイエット方法①ペレットを見直し、種類や量を変更する
まず食事の改善に取り組みました。
獣医さんから強く言われたことは「おやつはあげない!ペレットのみ!」でした。
なので基本的にはペレットのみにしましたが、まだバランス面で少し心配もあったので、週1程度のご褒美で小松菜やキャベツなどの葉物野菜を少〜しあげる程度にしました。
そしてペレットはカロリーや脂質などの表示を見て選び直しました。ペレットはそれまで一種類しかあげていませんでしたが、今後のご飯は基本ペレットのみにしていくということで…栄養バランスや飽きてしまうことを考えてペレットを3〜4種類に増やすことにしました。
ダイエットする前まであげていたペレット:ハムスターセレクション(イースター)
以前あげていたペレットはイースターの「ハムスターセレクション」です。
保証成分はこちら↓(一部抜粋)
たんぱく質 16.0%以上
脂質 6.0%以上
粗繊維 6.0%以下
代謝エネルギー 360kcal以上/100g
脂質・カロリー高めですね。中身はこんな感じです↓
小粒で食べやすくて質のいいペレットではあるのですが、ネットでは「太りやすい」という口コミも目にしましたので、これも要因の一つだったかもしれません。
ダイエットに向けて新たに購入したペレット
そこで、ペットショップやネットで調べて試してみたのが次のペレットです。
HAMSTER PLUS ダイエット・ライト
保証成分は以下の通り。(一部です)
粗タンパク質 16.0%以上
粗脂肪 3.0%以上
粗繊維 7.0%以下
カロリー 330kcal/100g
こちらは商品名に「ダイエット」と書かれているだけあって効果は大きかったと思います!ダイエットしたいハムちゃんには個人的に一番おすすめのペレットです!
小夏は最初はあまり食いつきが良くなかったのですが、だんだん良く食べてくれるようになりました。ペレットはハムセレと似たような形と色をしていますが、ハムセレより粒は少し小さめに感じました。小粒なのでドワーフハムスターでも食べやすいと思います。
200gと少なめですがお値段はお手頃!!ワンコイン以下で買えたりします。
Hamster Recipe Organic
こちらは前から気になっていたもので、ペットショップで賞味期限が近かったため半額で買えました!(賞味期限が切れた後、残りは廃棄しましたが。)元値は1200〜1300円ほど。
小粒で星のような形をしていてハーブのような独特の香り。食いつきは悪くなかったです。
ですがその後、ペットショップにもネットにも売っていなくて購入継続できず…廃盤になってしまったのかもしれません。ダイエット効果はよくわかりませんでした。
HAMSTER SELECTION PRO メンテナンス
こちらはハムセレの「プロ」シリーズの「メンテナンス」というタイプ。
保証成分
たんぱく質 16.5%以上
脂質 5.0%以上
粗繊維 12.0%以下
代謝エネルギー 325kcal以上/100g
通常のハムセレよりもお値段は高めですが脂質・カロリーは控えめです。内容量は少なく、価格は上がりますが150gずつ小分けされているので衛生的にはいいです!粒はハムセレより太めの円柱形。色も濃いめです。
小夏はあまり好きではないようで…食いつきは良くないです。でも朝までにはちゃんと残さず食べてくれています。栄養面では優れているのでおすすめです。
HAMSTER PREMIUM FOOD for Dwarf
保証成分
たんぱく質 19.0%以上
粗脂肪 2.5%以上
粗繊維 4.0%以下
カロリー 359.3kcal/100g
ハムスタープレミアムフードはネットやSNSで人気そうだったので買ってみました。こちらはとてもおいしいらしく、小夏にはこれが1番人気となっております!
粒は丸くて少し大きめですが、手でも割れるくらいのちょうどいい硬さ。ペレットが好きでないハムちゃんにも一度試してみてほしい商品です。
ゴールデンハムスター用もあります。
私は上記のペレットを3種類ほど混ぜて与えるようにしました。飽きないように日替わりで配合を変えたりしてもいいかもしれません。
ペレットや食事の量などについては別の記事でもまとめているのでよかったら参考にしてみてください。
ダイエット方法②電子スケールを使用してご飯の量をきっちり測る
次に大切なのは「食事量」ということで、キッチンスケールを新調しました!
キッチン(デジタル)スケールは体重やご飯の量を測る必須アイテムなので、ダイエットしていなくてもハムスター用に1つ用意しておくことをおすすめします。
私が最初に使っていたのは1g単位で測れる(最小表示が1gの)スケールでした。もともと家にあったものです。
でも体の小さなハムスターにとって「1gの差」って結構大きいので、もっと細かく測れるものを購入しました。それがこちら↓
【TOKAIZ デジタルキッチンスケール】
私が買った時、「3000gタイプ」と「500gタイプ」と2つの型番がありましたが、購入したのは「500gタイプ」です。最大500gまでしか測れませんが、最小表示が0.01gなのです!(3000gタイプの最小表示は0.1gとなります。)
500g以上測ることはほぼありませんので、ハムスター飼育目的ならこれが最適かなと思います。でも0.1g単位のものでも十分な気もしますので、お好きな方をお選びください。
透明の計量トレイもサイズ違いで2つ付いています。このトレイは収納(保護)カバーにもなります。
ステンレスでコンパクトでスタイリッシュ!バックライト付きなので表示も見やすい!使い方も簡単で、お試し用の電池も付属していて、1年くらいは持ちました!電池がなくなってくるとバックライトが点灯しなくなるので、電池交換の目安にしてください。
これをご飯の計量と体重測定に使用するようにしました。
ダイエット方法③へやんぽで運動させる
やはり欠かせないのは「運動」です。
「でもハムスターって夜にめっちゃ走ってるじゃん、、、」と思われるかもしれません。
しかし肥満と診断されたからにはやはり「摂取カロリー」に対して「消費カロリー」が足りていないのかもしれません。獣医さんからも「運動させてください」と言われました。
そこで、夕方〜夜(活発に動き始める少し前)のご飯をあげる前にケージの外に出して歩かせることにしました。時間は15〜30分程度。
小夏の様子を見て、眠ってしまったりケージに帰りたそうなら早めに切り上げました。とはいっても、だだっ広い部屋に放つのは抵抗があったのでサークルで囲ってその中で遊ばせることにしました。
部屋には電源コード、植物、隙間など(もしかしたら食べかすも落ちていたりして…)、ハムスターにとってキケンなものがありますし、居場所がわからなくなることが怖かったので私はサークルを活用しました。
サークルはYouTubeで作り方を調べて自作してみました。材料は100円均一で手に入り、作り方も簡単でした!自作すれば大きさも好みに変えられるのでいいですね。
自作が面倒な方は、衣装ケースや市販のハムスターサークルもあるのでお好きなものを使ってもらえればいいかなと思います。
市販のはこんな感じ↓
そのサークルの中にティッシュボックスやキッチンペーパーの芯、スタンド付きホイール、巣箱など入れておきます。ハムスターは狭いところがあると安心するので、あえて隙間や隠れられるところを作ったりするといいと思います。
ダイエット方法④食事を夜だけにする
朝におやつをあげることをやめ、「夜だけご飯をあげる」ようにしました。
厳密に時間を決めていたわけではありませんが、だいたい19〜21時の間、ハムスターが起きてきたタイミングでケージから出してへやんぽ→その後でご飯をあげる。というルーティーンにしました。
ダイエットの結果
食事を変え、毎晩サークル内で運動する生活を続けた結果…
ビフォーアフター
Before/After を写真で比べてみましょう。
Before ①
寄りかかって寝ております。お腹たぷたぷです。
After ①↓
ひとまわり小さくなりました。トイレでちょこんとしてます。
Before ②
寝ております。見事なまんまるです。
After ②↓
コソコソとお食事中。横幅がちょっとスリムになった感じがしませんか?
写真では分かりにくいかもしれませんが(^^; 本当に小さくなりましたよ〜!以前は砂浴び後に起き上がるのに苦労していましたが、今ではシュタッと起き上がれるようになりました!
体重の経過
68gからスタートして、数ヶ月ごとの体重の減り具合はこんな感じでした。
2020年11月 68g
2021年3月 59g(4ヶ月で−9g)
2021年6月 54g(3ヶ月で−5g)
2021年9月 53g(3ヶ月で−1g)
2021年12月 42g(3ヶ月で−11g)
途中53〜55gで停滞していましたが冬に向けて再度減り始めました。
最初、獣医さんには「3ヶ月で20gくらいは痩せられるといいね」と言われていました。結局1年ほどかかってしまいましたが、標準体重に戻れたのでよかったです。あまり急激なダイエットは良くなさそうですしね。
その後は積極的なダイエットは終了しましたが、へやんぽを継続したりおやつに気を遣いつつ、リバウンドしないよう見守っています。
注意点
ジャンガリアンハムスターの標準体重は40g前後ですが、個体差もあると思います。小夏はもともとたくましい体型です。なのであまり太りすぎていなくて健康であればそこまで気にしなくてもいいんじゃないか?とは思っています。がっしり体型の子や華奢な子など、その子なりのベスト体重があると思いますので、無理はしないでくださいね。
それでもやはり過度な肥満は良くありません。ダイエットする際は以下の点にご注意ください。
注意点①ダイエットする前に獣医さんに診断してもらう
飼っているハムスターが「肥満かも」と思ったら、他に気になる症状がなくてもまずは健康チェックを兼ねて動物病院へ行ってみてください。
ダイエットに関するアドバイスなどもらえますし、もしかしたら別の病気が隠れていたりするかもしれません。ハムスターの年齢によって対処が変わることもあります。その場合は獣医さんの指示に従いましょう。
ただ、ハムスターを診てもらえない動物病院もあるので、ハムスターが診療対象かどうか事前に調べてから行きましょう。いざという時にもかかりつけの病院があると安心です。小夏が初めて病院に行った時のことはブログ日記に書いています。お暇があれば↓
注意点②体調チェックを毎日すること
慣れないご飯や運動などで体調に変化が起きてしまうかもしれませんので、あせらず少しずつ、ハムスターのペースで無理せず行いましょう。特にペレットの切り替えなどは徐々にしていきましょう。
健康管理シートを作成したりアプリを活用して体重やご飯の内容などメモしていくといいですよ。私が作成した「ハムスター専用の健康管理チェックシート」をこちらの記事で無料公開しています。常識の範囲内でご自由にお使いください。
注意点③急激な体重の増減が見られたら病院へ
あまり急激に体重が減る/増えるようなら病気の可能性もありますので獣医さんに診てもらってくださいね。何もなくても半年に1度くらいは健康診断に連れていくのが理想かなと思います。
ダイエット方法まとめ
私が実践して効果があったダイエット方法をおさらいします。
方法①なるべくカロリーの低いペレットに替え、種類を増やす
方法②デジタルキッチンスケールを使用してごはんの量をきっちり量る
方法③ケージから出して20~30分運動させる
方法④食事は1日1回(夜)に、ペレットのみ与える
どれか一つでも参考になればうれしいです。みなさんのハムちゃんが健康で長生きできますように*
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