ハムスターって可愛いし安いから飼ってみようかなって思ってるんだよね♪
ハムスターが好きならぜひ飼って欲しい!でもデメリットも知ってるかな?
ハムスターを飼うデメリット?毎日お世話しないといけないことは分かってるけど…
もちろんその義務はあるけど、それ以外にも覚悟しないといけないことはいくつかあるんだよ。
そう言われると、ちゃんと飼えるか不安になってきたなあ。
メリットだけじゃなくデメリットも知ることで、ハムスターとの生活が具体的にイメージできて心構えにもなるから、不安も解消できるよ!あなたにも飼えるかどうか、一緒に考えてみよう。
これまでに4匹のジャンガリアンハムスターを飼育してきた私が感じたメリットとデメリットを、思いつく限りあげてみました。
ハムスターを飼うことに不安を感じる方もいらっしゃると思いますが、デメリットを受け入れて飼うことができるのかを確認するためのチェックリストもご用意しましたので、自分がハムスターを育てられるのかを判断するときにぜひ活用してみてください。
ハムスターを飼うデメリット
まずは皆さんが一番気になるデメリットから。私がハムスターを実際に飼ってみて感じたデメリットは以下の9項目です。
デメリット①育てる責任を背負うことになる
ハムスターは数千円で手に入るとはいえ、一つの命を育てることになるので相応の責任感を持たなければいけません。ハムスターの平均寿命は2〜3年しかありませんが、最期まで責任を持ちましょう。
具体的には「毎日のお世話」「健康チェック」「体調不良の歳には適切な医療を受けさせてあげること」です。バランスの良い食事の用意と健康チェックを毎日欠かさず行うことが必須になります。
短くても1日30分くらいあればお世話は終わるのですが、正直なところ、大変だなと感じてしまう日があるのは事実です。ハムスターが体調不良のときや老後は、お世話にかかる時間がさらに増えます。
夕方~夜に仕事や学校から帰ってきて疲れていても、他にやらなければいけないことが山積みだったとしても、ハムスターのお世話にお休みはありません。一度お迎えしてしまったらもう「家族」ですので、その責任は負わなければいけません。
デメリット②医療費が高い
病気の早期発見のために定期的な健康診断(半年に1回くらい)が必要です。私の場合は1回の受診で1500~2000円ほどでした。
さらに病気や怪我などで入院・検査・手術となれば医療費はもっとかかります。手術内容や病院の料金設定にもよりますが、1回の手術で8万円ほどはかかると覚悟しておきましょう。
また、そもそもハムスターを診てくれる動物病院は比較的少ないため、遠方の病院への通院となると交通費もかさんできます。
ペット保険を検討してみてもいいかもしれませんが、あまりおすすめしません。一般的に、ペット保険は加入していても医療費が全額保障されるわけではありません。3割~5割は自己負担することになります。全額保障してくれるプランもありますが、月々の保険料が高額になってしまいます。
個人的には保険会社に保険料を支払うよりも、毎月自分で医療費を積み立てておいて、万が一の時にはその貯蓄から支払うのがベストだと思っています。
もちろん飼う前にもある程度の貯蓄はしておくべきです。むしろそれが不可能であれば、ハムスターを迎え入れるべきではありません。
ハムスターを飼う前に、「医療費まで支払える経済的余裕はあるのか?」「払えたとしても通院や看病にかかる時間と労力を確保できるのか?」(もしくは頼れる家族や知人が近くにいるのか?)を考える必要があります。
デメリット③空調設備は24時間フル稼働
ハムスターは高温・低温・多湿に弱く、体調不良に陥ったり、最悪の場合は死に至ることもあります。
そのため温度20~25℃、湿度40~60%を常に維持させなければいけません。飼い主が留守の間も関係なく、365日24時間エアコンは付けっぱなしです。
それに加えて
- 冷え込みが厳しいときはケージに取り付けるヒーターや電気毛布
- 梅雨時など湿度が高いときは除湿機
など、季節や天候に応じて電化製品を使用します。最近は電気代も高騰しているため、大きい負担になり得ます。
また、空調管理のための設備・グッズを新たに購入する費用がかかることもあります。我が家にはもともと洗濯物の乾燥用に除湿機が1台ありましたが、梅雨の時期には足りなくなるので「ハムスター用」として1台追加で購入しました。
そういった出費も増える可能性があるので、やはりお金がかかることは覚悟しておかなければいけません。
デメリット④夜行性である
ハムスターは夜行性です。そのため「夜中の騒音」「人間との活動時間のズレ」がデメリットとなります。
夜中の騒音
夜になるとハムスターはとても活発になり、昼間では考えられないくらいのスピードで動き回ります。
ホイール(回し車)に乗ったり、水を飲んだり、床材の上を走り回ったり、外に出たくてケージをかじったりするので、寝室にケージを置くと飼い主はそれらの音で起きてしまうことや眠れないこともよくあります。
ただ昔に比べたらホイールは静音設計に進化していて、だいぶ改善されてきました。 慣れもあってか私はわりと眠れるのですが、それでも目を覚ましてしまうことはあります。とは言ってもイライラすることはなく、「今日も元気そうだ、よかった」くらいに思えていますが(笑)
あまりに長時間ケージをかじり続けていて「さすがに寝れない…」となったときは、数分間だけハムスターを抱っこしてナデナデすることもあります。そうすると満足するのか、その後はケージをかじらなくなります。(かわいい)
夜中に絶対起こされたくない!という方は寝室にケージを置かないという選択もできますが、その場合はケージを置く部屋の空調管理にかかる電気代が別途かかるので注意してくださいね。
「人間との活動時間のズレ」
ハムスターは昼間は基本的に寝ています。たまに食事やトイレに行くために起きてきますが、またすぐ巣箱にこもります。人間とは活動時間帯が逆のため、飼い主が遊びたいときにハムスターは起きてこないから触れあえない、ということはよくあります。
私が特に困るのはケージの大掃除をしたいときや病院に連れて行きたいときですね。おやつでおびき出すこともしますが、無理矢理起こすのはかわいそうなので、起きてきたタイミングを逃さないように待機することも多いです。
デメリット⑤旅行にはあまり行けない
前述の通り、ハムスターには24時間の空調管理が必須です。よってハムスターを旅行に連れて行くのは現実的ではありません。
旅行先のホテルなどで24時間エアコンを付け、そこにケージをずっと置いておける(もちろん移動中も慎重にケージを運び、空調管理された状態をキープする)なら連れて行けるかもしれませんが、なかなか大変です。
となるとハムスターには家でお留守番してもらうことになりますが、ご飯や飲み水のことなどを考えると1泊が限度です。それもシニアになると1泊すら厳しくなります。
どうしても2泊以上家を空ける場合には、きちんと管理してくれる別の家族や友人に預けるか、ペットホテルなどに依頼することが必要になってきます。
しかしハムスターは臆病で繊細な動物ですので環境の変化がストレスになります。そう考えると自宅以外に連れ出すことはあまり理想的ではなく、長期の旅行や外出は基本的にはできないということを受け入れなければなりません。
デメリット⑥こまめな掃除が必要
不潔な環境を放置していると病気にかかりやすくなるので、毎日の軽い掃除が必要です。トイレとお風呂の砂の交換、汚れた部分の床材の交換などをしますが、5~10分程度あればできます。
そして週に1度はケージの大掃除をしなければいけません。大掃除は1つのケージにつき30分~40分はかかります。
デメリット⑦犬のように懐くわけではない
ペットとして飼いやすいハムスターですが、飼い主の言うことを聞くわけではありません。慣れてくれば手に乗ってきてくれたり手の中で寝てくれたりしますが、犬のように懐いてはくれません。
また過剰なスキンシップはハムスターにとってストレスになるので、触れあえる時間は思っているよりも少ないと考えておいてください。
デメリット⑧殺虫剤、アロマオイル、マニキュアは使えない
家に殺虫剤を常備している方も多いと思います。夏などは特にお世話になりますね。ですがハムスターにとっては殺虫剤の成分は体によくありません。なので虫が出たとしても、ケージの置いてある部屋では気軽に殺虫剤を使えません。
我が家でも虫が出たことがありますが、その時はケージを別の部屋に移動させてから殺虫剤を使用し、十分に換気してしばらく経ってからケージを戻したことがありました。
またアロマオイルは人気ですが、こちらの使用もやめましょう。精油(エッセンシャルオイル)は、猫などの動物の健康を害すると言われています。ハムスターにとってどうなのか、確かなことは正直分かりませんが、少なくともケージのある部屋ではアロマオイルの使用は控えた方が良いでしょう。
マニキュアや除光液も強い匂いがするので、嗅覚の鋭いハムスターにとっては悪影響があると考えられます。別の部屋で使用して換気を十分にしたり、ネイルが乾いて匂いがなくなってからハムスターと触れ合うようにするなど、気をつける必要があります。
私は念のため芳香剤も使用していません。代わりに無香料の消臭ゼリーを置いています。
デメリット⑨幼い子どもには向かないペット
ハムスターは体が小さく骨も細いため、怪我をしやすい動物です。少し高いところから落下するだけでも骨折のリスクがありますし、手で強く握ってしまうだけでも大怪我に繋がります。
また音に敏感なため、ケージを叩く・揺らすなどの行為もハムスターにストレスを与えてしまいます。
慎重に優しく触れ合う必要があるので、力加減が分からない幼い子どもと触れあう場合には保護者の見守りが必須です。個人差はあるかと思いますが、飼育を任せるのは早くとも小学生以上になってからが良いでしょう。
ここまでがデメリットでした。次は、ハムスターを飼うことのメリットを見ていきましょう。
ハムスターを飼うメリット
ペットとしてハムスターを選ぶメリットや、ハムスターを飼ってよかったなと感じる点を10項目あげてみました。
メリット①かわいい
なんと言ってもそのかわいさ!見ているだけで癒やしを与えてくれます。顔をクシクシしたり回し車で走り回ったり、器用に両手でご飯を持って食べたりと、かわいい姿を毎日拝めます。
私のハムスターはどこかに挟まったり立ったりしたまま寝るのが日課でした。(笑)
体が小さいので、ミニチュアの世界観も楽しめますよ。
メリット②家族との会話が増える
ハムスター1匹いるだけでも、一緒に遊んだりお世話をしたり、ハムスターの様子を報告し合ったりして、家族との会話やコミュニケーションが増えます。家族がもう一人増えるのと同じですね。
親子や夫婦間で普段の会話が少なくて悩んでいる方は、改善の一助になるかもしれません。
メリット③命の大切さを教えてくれる
ハムスターの寿命は長くて2~3年。1年半以内で亡くなってしまう子も多いです。
長く一緒にいられないことはデメリットでもありますが、その短い生涯を持って、命の儚さや大切さを私たちに教えてくれます。「人生の時間を無駄にせず、大事に生きよう」と思わせてくれます。
メリット④家が狭くても飼える
そんなに広いスペースは必要ないので、アパートなどでも飼育しやすいです。必要なスペースは以下の通り。
上の写真は4畳ほどの和室にケージを置いていた時に撮ったものです。レンジラックのようなものを使って収納を確保しています。
左側に写っているBOXには床材や砂のストックなどが入っています。ここには置ききれない分のストックについては、この和室の納戸に置いていました。
ハムスターをケージから出して遊ばせられるように、この周囲の床には何も置かず、常にスペースを空けています。
経験上、4~6畳くらいの場所があれば十分足りるくらいです。
メリット⑤家具が傷つかない&ハムスターの毛に悩まされない
犬や猫だと家具を爪でひっかいたりかじったり、家中のものが散らかされたり、といったことが多いと思いますが、ハムスターは基本的にケージの中で生活するので、家は綺麗に保てます。
ケージから出して部屋んぽ(部屋でお散歩)させるときでも、専用サークルなどを活用してハムスターが走り回る範囲を限定すれば安心です。
ハムスターも毛が抜けますが、その毛が家中を舞うことはないので、衣服に毛がついて困ることもありません。
メリット⑥他のペットと比べると全体的な費用は安い
ハムスターの生体代はだいたい数千円です。ケージなどの飼育グッズを全てそろえても、初期費用は2万円ほどでしょう。
食べる量が少ないので、食費はそんなにかかりません。予防接種も不要です。服を着させる必要もないです。
医療費や電気代など、確かに多くのお金はかかるのですが、犬や猫などに比べたら全体的なコストは安く抑えられます。
メリット⑦基本的なお世話はラク
毎日の基本的なお世話は、ご飯とお水をあげ、軽く掃除して、健康チェックして、少し運動させてあげること。夕方~夜の1日1回、30~60分の時間が確保できれば十分です。
犬のように外へお散歩に行く必要はありませんし、しつけの必要もありません。しつけをするとしても「人間の手に乗ることに慣れさせること」、「トイレ(おしっこ)の場所を覚えてもらうこと」くらいです。
日中働いている方、学校に行っている方でも育てやすいのではないかと思います。
メリット⑧吠えない、鳴き声が気にならない
ハムスターは吠えません。鳴くことはありますが声は小さいため、近所迷惑になるようなことはまずありえません。大きな音が苦手な方や近所を気にする人でも飼うことができます。
メリット⑨ニオイが気にならない
ハムスターは匂いがほとんど気になりません。私は手で抱っこしてスーハーするのが好きなのですが(笑)、それくらい鼻を近づけないと匂いがしません。そして私にとってハムスターの匂いはパンケーキのような甘い匂いに感じられます。(至福!)
匂いと言えば排泄物が気になるところだと思いますが、トイレを覚えればおしっこは砂が吸収してくれるので匂いません。
うんちはどこでもするのですが、とても小さくコロコロしていて、すぐに乾燥するのでほぼ無臭です。もし気になるなら消臭成分の入った床材が売られていますので、対策はできると思います。
そのほかで部屋に匂いが漂うことがあるとすれば、ご飯(ペレット)の匂いですね。でも朝には消えているので、私はそこまで不快に感じていません。慣れもあるかもしれませんが。
メリット⑩(飼い主が)健康的な食生活を送れるようになる
私はハムスターに毎日お野菜をあげるようにしているので、スーパーに買い物に行くとハムスターが食べられる野菜をたくさん買うようになりました。キャベツ、サラダ菜、小松菜、人参、豆苗、かぼちゃ、サツマイモ、ブロッコリー、トウモロコシなど。
もちろんハムスターが食べるのはほんの少しだけですので、その残りを飼い主が食べることになります。その結果、野菜の摂取量が増えて健康的な食生活を送るようになりました。
つまり、ハムスターのおかげで人間まで健康になれるのです!!これは大きなメリットだと感じています。
あなたはハムスターを飼えるか? 確認チェックリスト
ハムスターを飼うのが初めてで、ちゃんと飼えるのか不安…という方向けにチェックリストを作ってみました。これまで紹介したデメリットを踏まえて作成しています。
- ハムスターにとって最適な環境を用意し、それを維持できるか?
- ひとつの命を預かり、育て、最期まで見届ける覚悟があるか?
を判断する一つの材料として、考えてみてください。
✔ | ☜当てはまればチェック |
毎日、質の良い食事と新鮮な水を与えられる | |
毎日の細かな掃除+週に一度のケージの大掃除ができる | |
毎日健康チェックをして記録できる | |
(できれば)毎日、ケージの外に出して運動させる時間を確保できる | |
怪我や病気の場合、すぐに動物病院へ連れて行ける(できるだけ近所にハムスターの診療が可能な動物病院がある) | |
通院や手術にかかるお金を出せるだけの経済力がある(現在、少なくとも8~10万円は即払えるくらいの余裕がある) | |
24時間、温度と湿度を適切に管理できる(エアコン・ヒーター・除湿機などを使用) | |
空調設備の購入資金や電気代を支払う経済力がある | |
飼育するのに十分なスペースが自宅にある(4畳ほど) | |
ハムスターは犬のように懐くわけではないことを理解している | |
2泊以上の旅行には行けなくなってもよい(または預けられる家族などが近所にいる) | |
殺虫剤やアロマオイルなどは使わない(ハムスターがいる部屋での使用には注意が必要なことを理解している) | |
ハムスターの飼育本を最低2冊は購入して読んだ(あるいは、これから読む) | |
寝室にケージを置く場合、音のせいで自分の睡眠が多少削られることがあってもいい | |
小学生の子供に飼育を任せる場合でも、保護者が気にかけてあげられる | |
寿命は2~3年と短いことを承知していて、亡くなった後もきちんと弔ってあげられる(火葬や埋葬ができる) | |
ハムスターが大好き! |
すべてにチェックが当てはまったなら、あなたはきっと素晴らしい飼い主さんになり、ハムスターも幸せに暮らせることでしょう。
このブログではその他の詳しい飼育方法なども記事にしておりますので、飼いはじめた後も参考にしてもらえたら嬉しいです。
まとめ
ハムスターを飼うことのメリットとデメリットをご紹介しました。
メリット
- いろんな仕草を見せてくれるハムスターはとにかくかわいい
- 癒やしの時間をもたらしてくれる
- その短い寿命をもって、命の大切さを教えてくれる
- 飼育にかかる費用は他のペットと比べると安い
- 近隣住民に迷惑をかけることはない
- 狭いスペースでも飼える
- 家具などが傷つかないので家の中は綺麗に保てる
- 服が毛だらけになることがない
- ニオイが少ない
デメリット
- 初期費用が安い反面、医療費はその何倍もかかる
- 24時間の空調管理による電気代もかかる
- 留守番できるのは1泊まで
- 毎日のお世話と週に1度の大掃除が必要
- 犬のようには懐かないし、触れあいの時間も少ない
- 夜は走り回っているので音がうるさく感じられることもある
私はお金の心配はなさそう。空調管理は24時間できるし、病院にもちゃんと連れて行くし、最期まできちんとお世話して見届けられる!
その覚悟ができているなら、ハムスターと幸せに暮らしていけるよ!
ハムスターが家にいると、何気ない瞬間がとても幸せに感じられます。目まぐるしい日々の中に、ゆったりとした癒やしの時間を与えてくれます。
日中は家を空けている方でも飼いやすい動物ですので、初めてペットを飼うという方にもオススメできます。
チェックリストを確認し、「命を育てる覚悟はある。デメリットも受け入れられる。何よりもハムスターが好き!」と思っていただけたなら、ぜひハムスターをお迎えしてください。
こちらの記事を読めば、最初に必要な飼育グッズが分かりますよ。
コメント
アドバイスお願いします
温度管理の光熱費のおよそ費用、と節約方法、新型コロナウイルスや感染症人とハム双方への影響、ハムの治療は必ずしなければいけないのか罰則など?
コメントありがとうございます。
【電気代について】
結論から申し上げますと、私の場合はハムスターを飼うことで春~夏は月平均57kwh増加、冬はさらに増加すると考えられます。
2023年3月にハムスターが永眠して以降はペットを飼っていませんので、それ以降の2023年4~9月と前年同月(ハムスターを飼育している時)の電気使用量を比較してみたところ、月平均57kwh減少しました。
電気料金もやはり下がっておりまして、春(4~6月)の料金は月平均1630円ほどの減少、夏(7~9月)の料金は月平均7400円ほどの減少となりました。(今年の夏は昨年より燃料費調整額が安くなったため、減少幅も大きくなりました。)
ハムスターを飼う前の電気料金は3年以上前のため現在把握しきれておらず、冬の時期のデータ比較はまだ出来ませんが、ハムスターのために暖房器具は基本付けっぱなし状態でしたので、減少幅が大きくなるのではないかと思われます。
これを逆に考えますと、ハムスターを飼うことで春~夏は57kwhの増加、冬はさらに増加すると推測できます。
ただ、我が家はもともと在宅時間が長めなので、普段留守にしていることが多いご家庭はこれよりも負担の増加幅が大きくなるかもしれません。
料金は電力会社やプランなどによって差が出ますが、目安としてご参考になれば幸いです。
節約方法としては
・ハムスターケージを置く部屋をなるべく狭い場所にして、冷暖房の効率を良くする
・冬期はケージ周りにアルミシートを設置したり、毛布などをかけたり、床材を多めに敷くなどして保温性を高める
・ケージを窓の近くや直射日光の当たる場所に置かない
・古いエアコンを使用している場合は省エネ性能の高いものに買い替える
・断熱性能の高い家に住む
などでしょうか。
【感染症について】
私は獣医師や研究者ではありませんので明言はできませんが、ウイルス感染についてはそこまで心配するほど症例は多くないと思われます。
ですが確かに注意するに越したことはありません。ハムスターとの過度な接触を避け、触れあいの前後には必ず手を洗うことが重要です。
しかしもともと免疫系の疾患がある方など、特殊な場合は飼育を控えた方が良いかもしれません。
もし新型コロナやインフルエンザなどに感染したり、風邪症状などがある場合は、マスクや手袋を着用してなるべくハムスターに接触しないようにしたり、完全に家族に飼育を任せてしまうほうが安心です。
そしてハムスターの様子がおかしいと感じたら動物病院で治療を受けさせ、投薬や介護などの適切なお世話をすることしか私たちにできることはありません。
【ハムスターの治療に関して】
「動物の愛護及び管理に関する法律」において、愛護動物を虐待・遺棄することは禁じられています。
そしてこの「虐待」のなかにはケガや病気の治療をせずに放置する行為も含まれ、違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科せられます。
努力義務ですので全員が必ず罰則を受けるとは言い切れません。
しかし罰則のあり/なしに関わらず、ハムスターを飼育すると決めたならば飼い主として必要な治療は受けさせるべきだと考えます。
それだけの経済力があり、最期まで責任を果たす覚悟を持った方だけにハムスターを迎え入れてほしいなと私は願っております。