この記事ではアフィリエイト広告を利用していますが、本当に良いと思ったものだけを紹介しています。

ハムスターの床材は紙製がベスト!市販品を使い比べてレビューしました

ハムスター床材 記事一覧「ハムスター飼育グッズ」
スポンサーリンク

こんにちは!ユナです。今回はハムスターの床材についてまとめました。

床材ってたくさん種類があってどれがいいのか分からないよ〜。

ユナ
ユナ

おすすめなのは紙製の床材だよ!

結論から言うと、キッチンペーパーが実は最強の床材なのです!

その理由も含めて解説していきます。

いろんな商品を使ってみたから、レビューもぜひ参考にしてね。

ハムスターの床材は紙製を選ぼう

ハムスター用の床材としてよく売られている(使われている)床材には以下のようなものがあります。

  • ウッドチップ(木くず、おがくず)
  • 牧草
  • 新聞紙
  • 紙製のもの

書籍やネットなどではそれぞれの床材のメリット・デメリットが紹介されています。私もこれまで調べてみて、「これは良くなさそうだな」と思ったことは以下の3点です。

リスクが高そうな床材
  • ウッドチップ(特に針葉樹):アレルギーを引き起こす可能性が高い。
  • 牧草:目に刺さる危険がある。
  • 新聞:インクによる健康への影響が少し気になる。

ウッドチップは安価で手に入りやすいですが、ハムスターがアレルギーを発症する可能性が高く、特に針葉樹はおすすめできません。

牧草は香りがいいので消臭効果はあると思いますが、ハムスターの目に刺さるリスクがあります。

新聞は柔らかくて吸湿性も良いですが、私は「ハムスターが新聞のインクを舐めてしまったら…」と思うと少し怖くなり、使えませんでした。

それに最近は新聞をとっているご家庭も少なくなってきていると思いますので、そもそも新聞が家にないという方も多いと思われます。私もその一人です。

でも実際に新聞を床材として使用されている方もいらっしゃいますので、否定はいたしません。ただ広告欄や写真が印刷されていてインクがベタ塗りになっているような部分は避けた方が無難かなと感じます。

私が初めてハムスターを飼った小学生のころ(20年ほど前)は、最初ウッドチップを使っていました。しかしアレルギーの危険があると知り、その後はずっと牧草を使っていました。

牧草はとてもいい匂いで消臭効果はあったと思いますが、値段が少々お高めでしたし、ハムスターの巣作りにはあまり向いていない(巣作りしづらい)と思います。そのためメリットよりもデメリットが上回るのではないかと判断しました。

上記のようなリスクがなく、いちばん安全に使用できるのは紙製の床材だと言えます。

紙製の床材のメリット

紙製はどの商品でも共通してメリットがあります。

紙製の床材のメリット
  • 吸湿性に優れる
  • アレルギーが出る可能性が低い
  • 出血や下痢などの異変に気付きやすい

吸湿性に優れる》点はとても大きなメリットです。乾燥地帯に生息するハムスターにとって湿気は大敵です。

湿度が高いとハムスターは体調を崩しやすくなりますし、ケージ内にカビが生えてしまうこともあります。

紙ならば湿気をある程度吸い取ってくれますし、実際に私が通っている動物病院の獣医さんも紙製の床材をおすすめしていたので、飼育が初めての方はまず紙製の商品を選んでみてください。

紙製の床材を使い比べ!レビュー

紙製の床材にもいろいろな商品がありますが、以下の4つを試してみましたので、それぞれの特徴や使い心地をレビューしていきます。

実際に試してみた床材リスト
  1. ケアペーパー
  2. KAMIYUKA
  3. やさしいペーパーマット
  4. キッチンペーパー(nepia 激吸収キッチンタオル)

SANKO ケアペーパー

まず最初に購入したのはSANKO「ケアペーパー」という商品。ハムちゃんお迎え前にあらかじめ準備していたものです。

左上にあるのがケアペーパーです。

ケージの底(1番下)にキッチンペーパーを敷き、その上に「ケアペーパー」を袋から出してそのまま敷き詰めてみました。

白くて細長いのがケアペーパーです。

「ケアペーパー」のメリット

①ハムスターが自分でほぐしてふわふわにできる

ケアペーパーは、薄い紙が何層にもなって一本の束になっているような作りです。なのでハムスターが自分好みにほぐして柔らかくして巣作りに使うことができます。

②白いので体調管理に向いている

色が白なので出血していてもすぐに分かります。ハムスターの体調の変化に早く気づくことで素早く対処できます。

「ケアペーパー」のデメリット

❶素材が硬い

一つひとつの束は少し硬いなと思いました。ほぐせばふわふわになるのですが、そのままだと結構硬めです。

❷なかなか自分でほぐそうとしないハムスターもいる

使い始めた頃は小夏は自分でほぐす気配が全くありませんでした。まだ幼かったからなのか?硬かったからなのか?分かりませんが…。そのハムスターとの相性というか、気に入ってくれるかどうかは使ってみないと分かりませんね。

❸粉塵が出る

小夏が自分ではほぐそうとしなかったので、飼い主である私が一つ一つほぐしてからケージに入れてあげてみました。重なった紙の層を広げてあげることで柔らかくフワフワになり、巣作りがしやすくなったようでした!

しかし私が手で紙の束を一つ一つほぐしていた時、ふと床を見ると粉塵(紙クズ)が埃のように溜まっていました。気になる方は一度ふるいにかけてから使うといいと思います。

❹人の手でほぐすとなると手間がかかる

ほぐしてみて分かりましたが、手で1本1本紙の層を広げていく作業はとっても大変でした…。とにかく時間かかるし、爪と腰は猛烈に痛くなるし…。

ハムスターが自分でほぐしてくれればいいのですが、そうでなければ使い続けるのは厳しいです。ほぐし済みの商品があれば欲しい!と思いました。

❺値段が高め

他の床材と比べるとちょっと価格が高いです。床材は消費量多いので、コスパは良くないかもしれません。巣箱専用にして限定的に使うならいいかもしれません。

❻近所のペットショップには取扱がなかった

これは田舎の宿命か…近くのペットショップには販売されていませんでした。ネットでまとめ買いすることが多いので店舗になくてもいいのですが、いざという時にはすぐ手に入れられないですね。

結局ケアペーパーは1袋使い切ってリピートはしませんでしたが、気になる方は使ってみてください。

クリーンモフ KAMIYUKA

こちらも気になって購入してみました!クリーンモフのKAMIYUKA。

開封済みの使いかけ状態で撮影したものです。新品はもっとたくさん入っていますのでご安心を。

取り出した中身はこんな感じです↓

細くて小さい紙が丸まっているイメージです。これを一つ一つほぐす(伸ばす)と、こうなります↓

アコーディオンのような形です。

素材はシャカシャカ音がする感じで少し硬め。パリッとしてます。とても軽い!

クリーンモフ「KAMIYUKA」のメリット

①ほぐせばボリュームが出る

そのままだとあまりボリューム出ませんが、写真のように伸ばせばボリュームが出ます。別の床材と混ぜてカサ増しとして使うのもアリかな?

②白いので体調管理に向いている。

こちらも出血などに気づきやすいです。ホワイトだけでなく、ブラウンやブルーなど色違いのKAMIYUKAもあるみたいですが、健康チェックを重視するならホワイトをおすすめします。

クリーンモフ「KAMIYUKA」のデメリット

❶値段が高め

ケアペーパーとさほど値段は変わりません。素材自体が軽いからだと思いますが、これはたくさん入れないといけなさそうなのでコスパは悪いような気がします。

❷冬は寒そう

軽くてシャカシャカっとしているので冬に使うには防寒性能低めな印象です。でも夏は涼しいと思います。

❸小夏は自分でほぐそうとしなかった

小夏はこれもお気に召さなかったようです。ほぐすことも巣箱に持ち帰ることもしませんでした。

結果、こちらも1袋使い切ってリピートなしになりました。

キッチンペーパー:nepia 激吸収キッチンタオル 

続いてはペット用でもなんでもなく、ドラッグストアで売られているごく普通のキッチンペーパーです。たくさん種類がありますが、私が使っているのはネピアの激吸収キッチンタオルです。

キッチンペーパー

これをそのまま使うのではなく、ハサミで小さくカットして床材にします。

キッチンペーパーでも商品によって素材の感じが違いますが、あまり柔らかいとカットしづらいので、少しパリッと硬めなものが個人的にはおすすめです。

キッチンペーパー床材
カットした後のキッチンペーパー

大きさは5cm×1cmくらいになるようにカットします。これくらいならジャンガリアンでもお口にくわえて持っていきやすいです。

キッチンペーパーのメリット

①経済的

やっぱり安い!4ロールでかなりの量の床材ができます。市販のハムスター用の床材と比べるとコスパはとてもいいです。

②ペットショップまで行く必要がない

日用品の買い出しついでに手に入るので楽です。いつも行くドラッグストアのクーポンやポイントが使えるのもお得感ありますね。

③白いので体調管理に向いている。

白色のキッチンペーパーなら出血下痢などにも気付きやすいです。

④小夏はお気に入り!

小夏が…やっと…気に入ってくれました…!!巣箱に持ち帰ったり楽しそうに潜ったりしてくれます。

やっぱりその子が気に入ってくれるかどうかが1番大事ですね。

キッチンペーパーのデメリット

❶カットする手間がかかる

これは避けて通れませんね。床材用にいい感じにカットされてるものなんて売られていないので、飼い主がハサミで切る必要があります。1ロール(100枚)を全てカットするとだいたい20分〜30分くらいかかります。

ただ、確かに手間ではありますが10〜13枚くらいはまとめて切れるので、私はそんなに苦労を感じてません。ケアペーパーとの格闘を考えたら天と地です。笑

詳しいカット方法はこちらでまとめました!写真つきで手順を説明しています。

❷真冬は寒そう

キッチンペーパーのみだとやはりボリュームはイマイチ出ません。夏ならいいのですが、冬はたくさん入れないと寒そうです。寒冷地でなければまだ大丈夫なのかもしれませんが。

私はこの対処法として、市販の紙製の床材と混ぜて併用することにしました!なにより小夏は大変気に入っているのでキッチンペーパーは使用継続決定です⭐︎

マルカン やさしいペーパーマット

マルカンの「やさしいペーパーマット」は550gで400円/1.1kgで780円ほどでした。大きめサイズの方が少しお安いです。

包装はこんな感じです
裏面の説明欄

中身はこんな感じ↓

細長い紙の束正方形のうすいという2種類の形がMIXされています。細長い束の方は紙の層でできていて、「ケアペーパー」の荒いバージョンというイメージ。でもケアペーパーよりは柔らかいです。

たまに硬くなった塊みたいなものが混じっていますが見つけたらなるべく取り除くようにしています。

こちらは消臭タイプもあるので匂いが気になる方は使ってみてもいいかもしれません。私はハムスターケージの中の匂い、けっこう好きです。なんか落ち着きます。笑

やさしいペーパーマットのメリット

①ボリュームが出る

キッチンペーパーよりも厚みがあってボリュームがあり、ふかふかになります。

②細長い束は柔らかめでほぐしやすい

2種類の紙のうち、細長い方の束は小夏がたまにカジカジしてほぐしています。気に入ってくれたみたいで咥えて巣箱に持っていきます。柔らかいので、ほぐしやすくて巣作りしやすいのかも知れません。

やさしいペーパーマットのデメリット

❶色はブラウンなので体の異常には気付きにくい

白色の床材よりは出血などに気づきにくいと思います。でも薄めの茶色だし紙製なので、出血があれば吸収して色が濃く変わりそうではあるのですが…。白色バージョンの発売に期待ですね。

❷細かな粉塵が出る

気にならない方はスルーできるレベルだとは思いますが、粉塵はわりと出ます。私は使う前にザルでふるいにかけて粉塵を落としてから使用しています。

実は私自身がハウスダストアレルギー(ほこりアレルギー)なので一応対策のつもりで…。

粉塵を落とす詳しいやり方はこちらに書いていますのでご参考にしてください。

2種類の床材を混ぜて使用することが最善と判明

ここまで試した結果、「キッチンペーパー」と「やさしいペーパーマット」を混ぜて使用することに決めました。

経済的で健康チェックがしやすい「キッチンペーパー」をメインで、「やさしいペーパーマット」でボリュームと暖かさをプラス。いいとこ取りです!夏はペーパーマットを少なめにして調整しています。

それでは最後におまけを。紙製以外に、広葉樹のウッドチップも少しだけトライしたのでこちらもちらっとご紹介します。

SANKO 広葉樹マット

7Lで400〜500円ほどです。購入者もそれなりに多そうだったので一度試そうと思い、購入してみました。

こちらは広葉樹なのでアレルギーの発症リスクは針葉樹よりは低いと思われます。

charm 楽天市場店
¥470 (2024/11/16 19:39時点 | 楽天市場調べ)
開封済み&クシャクシャですがお許しください。

中身はこんな感じ↓

見ての通り、細かい!一応ザルで振るってから使用しました。

本当に木の屑で、体に触れると硬そう(痛そう)だったので、巣箱の中だけは紙製の床材にしてみました。

レイアウト

これでぐっすり寝れるでしょ(^ω^)と思ったら、

ここで寝てたー!(笑)おててが可愛い♡寝顔もかわいい♡

広葉樹マットのメリット

①地面が安定する

しっかりしているので、床に敷き詰めることでハムスターにとっては歩きやすそうでした。

②断熱材のような役割を果たしてくれそう

敷き詰めると床との接地面がなくなるので、断熱材のように冷気をカットしてくれそうだなと思いました。

デメリット

❶細かな粉塵が出る

ウッドチップなので粉塵は出ます。ふるいにかけてから使用することをおすすめします。

❷巣箱用にはやはり向かないかも

ふわふわになることはないので巣作りには向かない気がします。

❸木のくずが目に入ったりしないか心配

とにかく細かいので目に刺さりそうです。人間でも足の裏とかに刺さったら地味に痛くなりそう。笑

❹吸湿性なし

これ以降はウッドチップ全体のデメリットですが、水分を吸収してくれませんので湿度が高い時などは特にケージ内にカビが発生する恐れがあります。

❺健康チェックには向かない

紙製の床材と比べると、出血などの確認はしにくいと思います。

❻木材のためアレルギー発症の可能性あり

広葉樹なので針葉樹よりもアレルギー発症確率は低いかもしれませんが、やはり少なからずアレルギー発症の危険はあります。使用する場合はハムスターのお腹などに特に注意して観察してください。(毛が抜けていないか、腫れていないかなど)異常があればすぐに使用を中止してください。

私もアレルギーに関しては1番注意深く観察していましたが、2週間使用してみて、小夏には異変ありませんでした。

❼小夏は気に入らなかった様子

小夏はウッドチップのなかを潜ったり巣作りしたりすることはありませんでした。あとウッドチップの上をあまり歩きたがらないような感じがしました。紙製の床材の上にいることの方が多かったです。

獣医さんがウッドチップを勧めない理由

小夏が気に入っていない様子なのと、健康チェックしづらいのでやめましたが、獣医さんも「ウッドチップは使用しない方がいい」と言っていました。

ウッドチップを使用しない方がいい理由
  • 海外からの輸送中にウッドチップにカビが繁殖したりする
  • 吸湿性に欠けるため、給水器から垂れた水や湿気を吸い取れず、結果としてハムスターの体調不良につながってしまう

ウッドチップ(またはその原材料となる木材)は海外から輸入されることも多いそうですが、その輸送中にカビが生えてしまうことがあるようです。

そして木材は吸湿性がなく、湿度を適切に調整することができませんので、ケージ内の湿度が高くなってしまいます。特に梅雨の時期などはかなり注意が必要になります。

最強な床材はキッチンペーパー!

獣医さんのおすすめはやはりキッチンペーパーでした。

経済的で吸湿性に優れ、巣作りしやすく、健康チェックの面から見てもベストだと思います。

そして私が一番オススメするキッチンペーパーは「ネピア 激吸収キッチンタオル」です!ボリュームが欲しい方は「やさしいペーパーマット」との併用を検討してみてください。

少しでも参考になれば嬉しいです♪

コメント